
FRP(Fiber Reinforced Plastic繊維強化プラスチック)のうち、ガラス繊維を強化材に用いたのがGRP(又は GFRP, GlassFiber Reinforced Plastic)と呼ばれおり、母材には不飽和ポリエステル樹脂が用いられています。成形工程は、先ず長手方向に連続したガラス繊維(ロービングやマット)に樹脂を含浸させ、あらかじめ成形断面に近い形状に予備的に整えながら金型に引き込み、加熱、硬化させて、成形材を連続的に引っ張り出していく工法です。したがって、引抜工法によるGRPの成形は長尺の同じ断面形状の部材を繰り返し製作するのに最も適した製法で、部材強度のばらつきも少ないのが特徴です。

GRP引抜材は、雨に濡れても、湿気の高い環境下でも、あるいは塩害の強い海岸縁や海中に設置されても腐朽や発錆することがありません。保守点検の目が届きにくい山の中、谷川沿い、湿地帯あるいは海岸沿いのボードウォークやデッキなどの構造材に最適です。

GRP引抜材に比べ、鋼材の比重は約4.2倍、アルミは1.5倍です。重機や車両が進入出来ない現場でも軽量のGRP引抜材であれば人力による搬入、施工が可能です。また湿地帯やビルの屋上など大きな荷重を地盤にかけたくない現場にも軽量で強靭な構造物の設置が可能です。

通信施設のシェルター、工事用はしご、石油関連施設や炭鉱などスパークフリーが求められる現場での施設の構造材に最適です。
